歯ぎしり、食いしばりの改善
「歯ぎしり」や「食いしばり」とは、無意識に歯を強く噛み合わせたり、横に動かしたりする行為のことです。こうした習慣が続くと、歯に過剰な負荷がかかり、割れやすくなったり、歯周病が進行したりするリスクが高まります。また、咬筋(噛む機能に関わる筋肉)が過度に緊張して肥大することで、顎の痛みや血行不良、頭痛、肩こり、エラの張り、顔のむくみなどを引き起こすこともあります。これらの症状を和らげるためには、咬筋の緊張を抑えるボツリヌス注射が効果的な治療法とされています。
口角の下垂
年齢とともに、表情筋の衰えや重力の影響で口角が下がりやすくなることがあります。また、歯の摩耗によって噛み合わせの高さが低下することも、口角の下降につながります。多くの方が、気づかないうちに口角の下がりを感じています。口角の位置は、口角を上げる「口角挙筋」と下げる「口角下制筋」の筋力バランスで決まります。ボツリヌス注射は、下げる筋肉の活動を抑えて上げる筋肉の働きを優位にすることで、口角を自然に引き上げる効果が期待できます。
ガミースマイルの治療
ガミースマイルとは、笑ったときに歯ぐきが過度に見えてしまう状態を指します。見た目の問題だけでなく、心から笑えなかったり、写真撮影で自信を持って笑えないなど、心理的な負担になることもあります。多くの方が、この状態をコンプレックスに感じています。ガミースマイルの原因はいくつかありますが、特に「上唇を持ち上げる筋力が強すぎる」場合には、ボツリヌス注射が有効です。上唇の動きをコントロールする「上唇挙筋群」に注射することで、唇が不自然に上がりすぎるのを抑え、自然な笑顔に整えます。
